ギターを弁償

私は小さな頃から手のかかる子供で、小学校、中学校と不登校で親に大変迷惑をかけてしまいました。

高校は全日制は学力不足で受験することが出来ず、定時制を受験し無事に入学しました。

その頃の私は暗い性格をしており、今まであまり人と接してこなかったこともあり、なかなか友達を作ることが出来なかったのですが、今のままではいけないと思い、当時から趣味だった音楽の知識を活かし、思い切って軽音楽部に入部しました。

同じ趣味を持つという共通項のおかげで少しずつ周りの生徒と打ち解けていき、楽しい毎日を過ごせていたのですが、ある日、私の不注意で友達が自分の命よりも大切にしていたエレキギターを踏んでしまい、ネックの部分にヒビが入ってしまったのです。

その一件からその友達は口も利いて貰えず、ずっと思い悩んでいたのですが、私の両親にそのことを相談したところ、ちゃんと弁償しよう、ということになり、私たちと友達とその友達の両親とで話し合いをし、ギターを弁償することになりました。

友達はフェンダーのギター(本物のギターメーカーなので高級品)を使っていましたので、金額にして約25万円かかりました。

恥ずかしながら私の家は裕福ではなかったので、ギター代は金融で借りることになりました。もともとの借金もあったので家計はかなり厳しくなり、その頃から両親のケンカも増え、子供ながらに責任を感じていました。

それから10年かけて返済し終わったのですが、未だにあの頃を思うと胸が苦しくなります。

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